2026/11/01
自宅には置けない仕事場を、森の中に
このページの要点
- S-4のお部屋の仕事環境を、機材を選び直して新しくしました。
- モニターは27インチ2台から、39.7インチのウルトラワイド1台に。縦の広さは2倍です。
- マウスを決め、同じソフトで動くキーボードとカメラをそろえました。選んだ理由をこのページに書いています。
- 期間限定で料金の変更はなく、ご利用目的がワーケーションの方を優先して割り当てる予定です。
森deワーケなすっぽに、ひと部屋だけ、ほかの4部屋とは違う仕事場をつくりました。いちばん奥の静かな客室「S-4」です。社内では「森の中の社長室」と呼んでいます。
この記事では、そこに置いた道具を、型番と選んだ理由ごと全部書いておきます。「いいモニターがあります」だけでは、本当に仕事で使えるのかが伝わらないからです。

きっかけは「今より、もっと価値のある部屋を」
なすっぽは、全室にエルゴヒューマンのチェアと27インチのモニター2台を置いています。ここまでは、どの部屋でも使えます。
社内のミーティングで、こんな話が出ました。——今よりも、レアで。希少性が高くて。泊まりに来る理由になるくらい価値のある部屋を、ひとつつくろう。
そこから始まったのが、この部屋です。
自宅や会社では、なかなか揃えられない環境だから
39.7インチの横長のモニターを置くには、それだけの幅がある机が要ります。道具を一式揃えれば、それなりの金額にもなります。家でも会社でも「そこまでは」となりやすい環境です。
だからこそ、ここで一度味わってみてほしいと思いました。数日のあいだ、この道具で仕事をしてみたら、何が変わるのか。
AIを使う仕事や、リモートワーク。道具の良し悪しが、そのまま仕事の速さに出る時代になってきました。人にもよると思いますが、この部屋で過ごしてみて「こういう環境を毎日の仕事にも欲しい」と感じる方もいるはずです。そういう方の役に立てたら、うれしいです。
ワーケーションでの仕事体験を通じて、ご自宅やオフィスの環境も整えたくなった方は、どうぞご相談ください。それが私たちの本業です。
選んだのは、パソコン屋です
なすっぽを運営しているのはCメーカー株式会社です。本業は、パソコンの販売とメンテナンス、リモートワークの環境構築、インターネット環境の構築。ふだんから、お客様の仕事場をつくっている会社です。
今回の道具も、本社のスタッフが調べて選びました。「宿にあったら便利そうなもの」ではなく、「毎日これで仕事ができるか」で選んでいます。
27インチ2枚から、39.7インチ1枚へ。何が変わるのか
ほかの4部屋にあるのは、フィリップスの27インチ・フルHD(1920×1080)のモニター2台です。横に並べると、3840×1080の広さになります。
S-4では、この2台を外して4AM 4Z40QWに替えました。39.7インチ、5120×2160。ゆるやかに湾曲した、横長の1枚です。
縦が2倍になる
いちばん大きな違いは、縦の広さです。1080から2160へ、ちょうど2倍になります。
表計算なら、一度に見える行が倍に。長い資料も、書きかけの文章も、上下にスクロールする回数がぐっと減ります。
真ん中に切れ目がない
2枚並べると、どうしても真ん中にモニターの枠が来ます。横に長い表や、スケジュールの線表を広げると、ちょうど真ん中で途切れてしまう。1枚なら、端から端までひと続きです。
3つ並べても、窮屈にならない
資料と、作業中の画面と、チャット。3つを横に並べても、それぞれに縦の高さが残ります。2枚のときのように「どれを前に出すか」を入れ替える手間が減ります。
端まで見渡しやすい
画面がゆるやかに湾曲しているので、横に長くても左右の端まで見やすい。窓の外の森を背に、大きな1枚が静かに収まる眺めも気に入っています。
正直に言うと、2枚のよさもあります
「左の画面にはメール、右にはブラウザ」と、それぞれ最大化して置く使い方は、2枚のほうが手軽です。1枚の場合は、ウィンドウを自分で並べる操作が要ります。
どちらが合うかは人によります。だから、S-4以外の4部屋は今までどおり2枚のままにしています。
WindowsでもMacでも、同じ広さで
1枚にした理由はもうひとつあります。パソコンの中には、モニター2台に別々の画面を映せない機種があります。一部のMacがそうです。
世の中のパソコンはWindowsが多数派ですが、なすっぽに仕事で来られる方は、Macの割合が世間より高いと感じています。1枚なら、2台に分けなくても同じ広さで使えます。
まず決めたのは、マウスでした
ロジクール MX MASTER 4
私はこれを、いま手に入るなかで最強のマウスだと思っています。私自身もふだんからMX MASTERを使っています。
親指のあたりにあるボタンを押すと、よく使う操作がリング状に並び、カーソルを合わせるだけで呼び出せます。AIのツールを開く、といった操作も登録できます。
ホイールは電磁気で動くタイプで、勢いよく回せば長い資料も一気に下まで。止めたいところでは、カチカチと手応えのある回り方に切り替わります。
メーカーにとって6年ぶりのフルモデルチェンジで、親指の部分が小さく震えて操作を知らせてくれるようになりました。
この感覚を、一度味わってみてほしい。だから最初に、このマウスを決めました。
マウスに合わせて、キーボードとカメラも同じメーカーに
このマウスは、ロジクールの専用ソフトでボタンの割り当てを自由に変えられます。だったら、同じソフトで動くキーボードを。同じソフトで動くカメラを。そうやって考えていくと、残りは自然に決まりました。
キーボード:ロジクール MX MECHANICAL(茶軸)
メカニカルキーボードらしい、打った手応えがある。それでいて、とても静か。キーのスイッチは茶軸にしました。いちばん好みが分かれにくいタイプです。
キーの背が低いので、手首を反らせずに打てます。長い時間打ち続けても疲れにくい作りです。
手を近づけるとキーが光り、離れると消えます。光り方は周りの明るさに合わせて変わるので、夜の部屋でも手元が見えます。テンキー付きのフルサイズです。

WEBカメラ:ロジクール MX Brio 700(4K)
4KのWEBカメラです。暗い場所や逆光のような難しい光でも、AIが明るさと色、ピントを自動で整えてくれます。窓を背にした席でも、顔が暗く沈みにくい。
カメラを下に傾けると、机の上の手書きのメモをそのまま相手に見せられます。レンズを隠すカバーも付いているので、会議の合間は閉じておけます。
そしてこのカメラも、同じシリーズのキーボードとマウスから操作できます。
マイクとスピーカー:Jabra Speak2 40
新しいモニターにはスピーカーが付いていません。そのぶん、会議用のスピーカーフォンを別に置きました。本社のスタッフが推したものです。
4本のマイクが、話している人の声を狙って拾います。こちらと相手が同時に話しても、声が途切れません。大きな声も小さな声も、同じくらいの音量にそろえて相手に届けてくれます。Microsoft TeamsとZoomの認定品です。
いちばん手間をかけたのは、ドッキングステーション
CalDigit TS4
ほかの部屋のドッキングステーションは、使う前にドライバをインストールしていただく必要があります。Macの一部の機種は、動作の保証もできていません。接続方法のページを用意して、つながらないときの試し方まで書いてきましたが、つなぐまでにどうしても手順が要りました。
S-4では、ここを変えました。
新しいものほどよい、とは限りません。いろいろなパソコンにつながることを優先して、あえて最新ではない世代を選んでいます。
ところが、この型は日本ではほとんど手に入りません。海外まで探して、ようやく手に入れました。
実際に試したときの感想は、ひとことでした。——「挿すだけでつながった」。USB-C 1本で、ノートパソコンを充電しながら、モニターもキーボードもマウスもカメラも有線LANもつながります(USB-Cに対応していないパソコンでは使えません)。
※ このドッキングステーションを置いているのは、今のところS-4だけです。
ノートパソコンアーム
NB ERGONOMIC ノートパソコンアーム
ノートパソコンをアームに載せて、机から浮かせます。画面を目の高さまで上げれば、ウルトラワイドの横に「もう1枚の画面」として並べられます。目線が下がらないので、首と肩が楽です。トレーには通気のスリットがあり、熱もこもりにくい作りです。
S-4にあるもの
| モニター | 4AM 4Z40QW(39.7インチ・5120×2160) |
| ドッキングステーション | CalDigit TS4 |
| マウス | ロジクール MX MASTER 4 |
| キーボード | ロジクール MX MECHANICAL(茶軸) |
| WEBカメラ | ロジクール MX Brio 700(4K) |
| マイクスピーカー | Jabra Speak2 40 |
| ノートパソコンアーム | NB ERGONOMIC(10〜17インチ対応) |
| チェア | エルゴヒューマン(全室共通) |
真似してください
この記事を書くとき、社内で「ここまで書いたら真似されてしまうのでは」という声も出ました。
それでも全部書くことにしました。同じような場所が那須に増えれば、「那須に行けば仕事ができる」と思う人が増えます。そういう人が巡り巡って、この森にも来てくれる。そう考えています。
だから、どうぞそのまま使ってください。どれを選ぶか迷ったら、ここに書いた理由がそのまま参考になるはずです。
この部屋に泊まるには
なすっぽのS-1〜S-4は料金が同じため、前後のご予約状況でお部屋を割り振りさせていただいております。事前にご相談があったお客様は、調整可能な範囲で調整させていただきます。
今回のS-4は、期間限定で料金の変更はなく、ご予約後の宿泊者情報確認フォームで「ワーケーション」または「ノートパソコン持参で部屋で仕事する予定」を選ばれた方を優先して割り当てる予定です。ただし1室のみのため、重なった場合はご利用いただけません。ご了承ください。
事前にお部屋をご指定でご予約されたい方は、空き状況を個別にご相談ください。
機材の一覧とつなぎ方は、S-4 森の中の社長室のページにまとめています。








